今日は何の日

くいしんぼうのひとり言

目を剥くほどおいしい缶詰との出合いに 感動！
10月10日（水）は缶詰の日。1877年（明治10）のこの日、北海道開拓使が石狩に、鮭の缶詰工場を設営、日本初の本格的な缶詰製造が始まったことに由来するとか。
私は「缶詰でお酒」というスタイルにぞっこんで、私の“缶詰四天王”は、シャケ（鮭）缶、オイルサーディン、コンビーフ、鯨 須の子。ところが、先日食品館で、「おおっ！」という缶詰に遭遇。
その一つは、グリーンとイエローのパッケージデザインも斬新な、礼文島名物「宝うに缶詰」。鮮やかなオレンジ色の「ばふんうに」を塩だけで味付けし、蒸しただけ、という至ってシンプルな製法で、うにの旨みをぎゅ〜っと凝縮した、仰天のおいしさ。急遽、バゲットと白ワインを買いに走ってしまいました。
もう一つは明治23年から作り続ける、太田罐詰の「さざえの味付け缶詰」。佐賀関の近海で獲れる極上のさざえを使い、秘伝のつけ汁に漬け込んだその味は、噛むほどにさざえの磯香と旨みがじゅわ〜っと噴出する極みの味。格調高い桐箱に入ったレトロな缶詰のデザインには、日本のもの作りの真心と誇りが溢れています。
いずれもお値段は少々張るものの「これからは美味プレゼントにはコレ！」と決めた次第です。
＜阪神百貨店フードアドバイザー／北野智子＞

◎にっぽんうまいもん紀行
北海道礼文島 船泊漁業協同組合　宝うに缶詰（100g）
　税込3,045円
大分県佐賀関 太田缶詰　さざえの味付け缶詰（150g／固形重量）
　税込4,725円