春から初夏の旬のおいしい俳句集
4月で阪神食品館の『今日は何の日』は、創刊10周年を迎えることができました。
この『今日は何の日』では、「お客さまがご家庭の食卓でおいしいものを囲みながら、ご家族やお友達と楽しい会話をしていただくきっかけになれば」と、日本の旬の味わい、歳時記や行事にまつわる伝統食や食文化を、広くご紹介してまいりました。
創刊10周年記念号は、現代俳句気鋭の櫂 未知子先生に監修いただき、日本文化の俳句と食を繋ぐ「旬のおいしい俳句集」をお届けします。
春から初夏の旬の味わいを詠み込んだおいしい俳句と美味で、心もお腹もまんぷくになってください。
『おいしい俳句』 撰者・句の解釈
【櫂 未知子】プロフィール
昭和35年 北海道生まれ。
第二回中新田俳句大賞、俳人協会評論新人賞。
「銀化」同人。俳人協会幹事、日本文藝家協会・国際俳句交流協会会員。
著書に『食の一句』『季語の底力』等。
桜鯛の やうに食はれて みたきかな
高山れおな
春、真鯛の色は婚姻色を帯び、美しい赤味を見せる。ちょうど花時にあたるため、「桜鯛」あるいは「花見鯛」と呼ぶ。「桜鯛のやうに」食べられてみたいとうたっている、なんともいえない艶やかな気配の一句。
◎鮮魚
香ばしい皮目とふっくらとした淡味を堪能してください。
国内産 桜鯛の姿焼き
(1尾)
税込4,200円
◎さかな屋の寿司
松皮にぎり紅葉おろし添えをはじめ、趣向を凝らした桜鯛をお寿司で食べ尽くす、特別な盛合せ。
桜鯛づくし
(1パック)
税込1,470円
【4日(月)→10日(日)】