今日は何の日

くいしんぼうのひとり言

目には青葉山ほととぎす初鰹
この時季を代表するあまりにも有名な素堂の句は、今や年中店頭に並び、季節感が欠けてしまった鰹を、「おっ、ひとつ今夜食べるか」と思わせる力があります。
季節の旬や歳時記をお伝えする『今日は何の日』なればこそ、食の暦を大切にしたいので、今月は鰹のお話です。
鰹料理の人気NO.1といえば「鰹のたたき」。ランチに「鰹のたたき定食」、仕事帰りに「鰹のたたき」で一杯など。
しかし、いつもたたきばかりだと飽きてしまうので、いろんな味わいの鰹づくしはいかが。まずは生鰹の腹身の「銀皮造り」。
銀地に入ったイナセな縞模様にほれぼれしつつ、脂がのった身にやや甘口のたまりと卸し生姜で、冷酒とご一緒に。
次にこちらも脂がのった腹身の「生節と蕗、焼き豆腐の煮付け」。懐かしい味わいでお酒も進みます。
シメには「てこね寿司」を。お造りをズケ（漬け汁：醤油大さじ1・生姜汁大さじ1・みりん大さじ1）にして楽しむ、伊勢志摩の郷土寿司です。刻み大葉と白ごまを混ぜた酢飯に、海苔と葱をふりかけ、ズケをどっさりのせて召し上がれ。
＜阪神百貨店フードアドバイザー／北野智子＞


髭定　鰹 銀皮造り
（1パック）　税込735円
◎鮮魚


いそ路　生節
（1本）　税込735円
◎塩干

立春から数えて八十八日目、春から夏へと季節が移ろう時節の到来。
お待ちかねの新茶が届きました。青々とした芳しい香り、爽やかな味わいを、おいしいお菓子とお楽しみください。

◎銘茶

おすすめの新茶
鹿児島県を代表する茶産地「知覧」の新茶です。
濃厚な味わいが特長の品種「ゆたかみどり」を使用しました。

伊藤園
鹿児島県知覧産
ゆたかみどり新茶
（100g）　税込1,575円
【5月上旬頃発売予定】

一保堂は享保2年（1717年）創業の日本茶専門店。
一保堂の新茶は青く若々しい香りに、爽やかな味わいが楽しめます。

一保堂茶舗
特撰宇治新茶
（168g）　税込4,200円
【5月中旬頃発売予定】

◎和菓子

新茶と楽しむお菓子
清流に洗われた細石のように、つるっとした口当たりの葛羹に、小豆を忍ばせた目にも涼やかな和菓子です。

福壽堂秀信
葛あずき
（1個）　税込189円

可憐なつつじを表した、この時季だけのきんとん。ほっこりするあんのおいしさを、新茶と一緒にお楽しみください。
鶴屋吉信　阪神梅田本店限定 きんとん製 薫風花（1個）　税込399円
【1日（火）→15日（火）】

◎洋菓子

新茶と楽しむお菓子
青々しくほろ苦い新茶を練り込んだモンブランは、甘さ控えめな大人の味です。

TAMBA FU-DO
新茶のモンブラン
（1個）　税込381円
【1日（火）から】

新茶の爽やかな苦みをいかし、なめらかなクリームブリュレ風プリンの中に大納言小豆が入っています。
TAMBA FU-DO　新茶の牛乳プリン（1個）　税込281円
【1日（火）から】 ※なくなり次第終了